スペイン人彼氏との日常

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二人の日常、スペイン語学習法、留学体験記etc...

コミュ障のスペイン留学体験期②留学の形式について

こんにちはsakoです。前回から少し時間が空いてしまいましたが、留学体験期の続きを書いていきたいと思います。

さて、前回はわたしがどうして留学を決心したのかというところまで書きました。今回はどういう形式の留学をすることにしたのかについて書いていきたいと思います。

 

 

留学形式

まず大学生の一般的な留学方法として、交換留学と休学留学があります。交換留学というのは、自分の大学が協定を結んでいる大学の学部に派遣される形で留学する方法です。もう一つは休学留学といって、大学を休学し自分で語学学校などを探して留学する方法です。

私の大学でも、スペイン語圏に協定を結んだ大学があり、毎年学内選抜で選ばれた希望者たちが各地に派遣されていました。休学留学については完全に自己責任で好きなようにアレンジできるので、行きたい都市で語学学校を探したり、ワーキングホリデービザで半年語学学校に通い、後半年は現地でインターンをするという人もいました。

 

さて、結論から言うと私は休学留学の形を選び、語学学校に9ヶ月ほど通いました。もともと現実逃避を理由に留学を決めた私。成績が悪いから交換留学は論外。スペイン語話せないのにインターンなんか出来るわけない。ということで学校でスペイン語を勉強する語学学校なら私でもなんとかなるだろう、と消去法で1番楽な形式に決めました。これは私の大学の中では結構珍しい選択だったと思います。

というのも、優秀な人は学内選抜を通過して交換留学に行きます。休学して留学する人も語学学校だけでなく何かしらのインターンをしたりボランティアをしたりする人が多かった印象です。何となく、私の偏見かもしれませんが、わざわざ休学して語学学校通うだけ?成長できる?就活とか大丈夫?みたいな空気があったと思います。実際交換留学で学部に派遣され、現地学生に囲まれて勉強したり、スペイン語を使ってインターンしたりするのに比べて、語学学校でスペイン語を学ぶのなんてお金を出せば誰でもできます。正直就職活動でも語学留学程度では大したアピールにもなりません。

そういうわけで語学留学を選んだ時、周りへまた劣等感を感じたり、本当にこれでいいのか?という気持ちも少しありました。せっかく大金を叩いて、一年休学までして留学するのにそこまで消極的な留学でいいのか?と。

そこで学内の数少ない知り合いであった先輩に相談しました。こうこうこういった理由で語学留学しようと思ってるんですけど〜、やっぱり休学で語学留学だと就活とか厳しいですかね〜、ダメ元で交換留学申し込んだ方がいいですかね〜。と。いやいや自分で決めろよ!と思いますが、ただ自分の考えを誰かに肯定して欲しかったんでしょうね。傍迷惑な後輩です。そんな私に先輩はこんな言葉をくれました。「交換留学行った人の話聞くと大変だったけど成長できました!ってポジティブな語り口でみんな話すけど、この『大変だった』の部分が実は大半だと思うし、何となく周りの雰囲気に流されて厳しい道に行くのはやめた方がいいよ〜。」と。自分に都合の良い言葉だったこともあり、なるほど〜、と納得してしまいました。一般的に、頑張ることが美徳っていう雰囲気があるじゃないですか。だから、なるべく頑張りたくないっていう理由で語学留学を選ぶことに罪悪感を感じていたんです。しかしこの先輩の言葉に背を押され、自分がやりたいこと以外で無理に頑張るのはやめよう!と決め、語学留学への道を歩き始めました。

この先輩の言葉がきっかけで留学以外でも考え方を変えました。誰かに迷惑かけるとかでなければ、これからはなるべく辛いことから逃げよう、頑張らないで良いように生きて行こう、と。なかなか胸張って言えることじゃないかもしれませんが、こう開き直ってからは何となくいろいろな面で気持ちが楽になったように思います。たまに周りと比べて自分の頑張って無さに焦ったりしますが、これで良いんだと言い聞かせて、これからも楽で楽しい人生を追求して行こうと思っています。

 

さて、少し話が逸れてしまいましたがこんなわけで私は留学の形式を決めました。次は、語学留学を決めてから実際に留学するまでの流れをお話ししたいと思います。